THE DENTAL OFFICE 志木駅前院
🦷 子どもの歯並び・症状ガイド

子どもの上顎前突(じょうがくぜんとつ/出っ歯)

上顎前突は、上の前歯が前方に突き出している状態で、「出っ歯」とも呼ばれます。海外の系統的レビューでは、突出した上の前歯は子ども・思春期のおよそ20〜25%にみられ、自然に改善することは少ないと報告されています。日本の子どもにも多くみられる不正咬合のひとつです。

監修: 中村 彩華(院長) / 公開日: 2026-06-14

ABOUT THIS SYMPTOM

上顎前突について

なぜ上顎前突が起こるのか

上顎前突には、あごの成長バランスなどの要因に加えて、後天的な習慣が大きく関わります。指しゃぶり、舌で前歯を押す癖、下唇を噛む癖、口呼吸(鼻炎やアレルギーによる場合を含む)などが続くと、前歯が前方に押し出され、口元の突出につながることがあります。日々のお口の使い方の積み重ねが背景にあることが多いため、習慣への早期の働きかけが意味を持ちます。

見た目と心の面への影響

上顎前突は、口元の見た目の変化が大きい噛み合わせです。お子さま自身が口元を気にしたり、まわりから指摘されたりすることで、自信や気持ちの面に影響することも少なくありません。こうした心理社会的な影響は、前歯の突出(Class II 不正咬合)の治療を扱う研究でも、治療を検討する理由の一つとして取り上げられています。成長期は心の発達が進む時期でもあるため、見た目の問題を軽く見ないことが大切だと当院は考えています。

放置による身体的なリスクと早期治療の意義

前歯が突き出していると、転んだときなどに前歯をぶつけてケガ(外傷)をしやすくなります。前歯の突出の治療に関するコクラン・システマティックレビューでは、早期に矯正治療を行うことが、思春期に1回で治療する場合と比べて、前歯の外傷の発生を減らすのに有効であることが示されています。あごの成長を活かせる早い時期に、原因となる癖の改善とあわせて対応することで、お子さまの負担を抑えながら口元を整えやすくなります。

当院の考え方

当院では、上顎前突を見た目だけでなく、原因となっているお口の使い方(指・舌・唇・呼吸の癖)とあごの成長の両面から確認します。見た目と機能の両面から、お子さまの成長段階に応じた適切な開始時期をご提案します。

※治療の必要性・経過には個人差があります。

小児矯正の主なリスク・副作用
  • 装置装着中に違和感を感じることがあります
  • 決められた装着時間を守れない場合、十分な効果が得られないことがあります
  • 正しく装着し、トレーニングと組み合わせることで後戻りを起こしにくい矯正方法ですが、成長に伴う習癖の出現等で後戻りを起こすこともあります
  • 装置には様々な種類がありますので、自己判断での使用はお控えください

※効果には個人差があります

CASES

上顎前突の症例(経過記録)

※掲載は患者さま(保護者)の同意を得た症例です。効果には個人差があります。

小児矯正の症例一覧(15件)→

FAQ

上顎前突についてよくあるご質問

Q出っ歯は遺伝ですか?
あごの成長など生まれつきの要因が関わることもありますが、指しゃぶり・口呼吸・舌や唇の癖など後天的な要因も大きいと考えられています。
Q見た目以外にも影響はありますか?
前歯をぶつけてケガをしやすくなるほか、お子さま自身が口元を気にして自信を持ちにくくなることもあります。早期治療は前歯の外傷リスクを減らすとされています。
Qいつから治療するとよいですか?
成長期に癖の改善とあごの成長を利用できる時期があります。早めの相談をおすすめします。
Q費用はどのくらいかかりますか?
当院の小児矯正は、初期費用と毎月の調整料でご案内しています(治療内容により異なります)。料金は事前に明確にお伝えし、ご納得いただいてから治療を始めます。詳しくは料金ページをご覧ください。
Q共働きで通えるか不安です。通院の頻度は?
通院は月1回程度が目安です。当院は平日夜20時まで、土日も診療しているため、お仕事や学校の都合に合わせて通っていただけます。

ご相談・カウンセリングは無料/LINEでもお口の写真を送って無料で相談できます

無理におすすめしません / 相談だけでも歓迎 / 費用は事前にご説明