下の前歯が上の前歯より前に出ている噛み合わせを、受け口(反対咬合・下顎前突)といいます。大人の受け口は、歯の傾きが原因なのか、あごの大きさや位置が原因なのかによって、矯正だけで整えるか、手術を併用する外科矯正にするかが変わります。
大人の受け口は矯正できるか、どの方法になるか
大人になってからでも受け口は矯正の対象になります。ただ、原因によって選べる方法と費用の扱いが変わり、写真だけでは判断できません。
- 受け口の原因には、前歯の傾きのほかに、下あごが大きすぎる、上あごが小さすぎる場合があります(日本矯正歯科学会)。
- 歯の傾きが中心なら、ワイヤー矯正だけで歯の傾きを変えて補う方法を検討します。骨格は変わらず、費用は自由診療です。
- 骨格のずれが大きい場合は、あごの手術と矯正を組み合わせる外科矯正を検討します。条件を満たせば手術前後の矯正も含めて保険が適用されますが、当院は届出をしていないため、手術が必要な場合は東京科学大学へご紹介します。
- 当院でワイヤー(上下全体)の矯正だけで治す場合の総額の例は、通院12〜36回として1,036,200円〜1,524,600円です(保定装置を含み、抜歯は含みません。税込・自由診療)。期間の考え方は下の「期間と通院、治療中の痛み」にまとめています。
大人の矯正全体の方法・費用・期間は志木駅前院の成人矯正にまとめています。お子さまの受け口は子どもの反対咬合(受け口)をご覧ください。
受け口になる原因と、3つのタイプ
| タイプ | どういう状態か | 方法の考え方 |
|---|---|---|
| 歯の傾きによる受け口 | 上下のあごの位置関係は大きくずれておらず、前歯の傾きや被さり方が逆になっている | 矯正だけで改善できる場合があります |
| 骨格による受け口 | 下あごが前に出ている、上あごが後ろに下がっているなど、あごの骨の大きさや位置にずれがある | ずれが大きい場合は外科矯正が必要になります。ずれが中程度なら、矯正だけで歯の傾きで補う方法と比べて選びます |
| 噛むと下あごが前へずれる受け口 | 上下のあごの大きさは正常で、下あごを本来の位置に戻すと前歯の先どうしが当たるが、噛み込むと下あごが前にずれて反対に噛む | ずれる原因を確かめたうえで方法を決めます |
噛むと下あごが前へずれるタイプは、見た目や触った感じでは区別できず、頭部X線規格写真(セファロ:頭の骨格を一定の条件で撮るレントゲン)などで骨格を確かめて見分けると、症例報告で説明されています。日本臨床矯正歯科医会の資料でも、矯正だけで治るか外科矯正が必要かの線を引く数値は示されていません。
日本矯正歯科学会は、受け口ではうまく噛めないことに加えて、話しにくさを伴うことが多いとしています。見た目のほかに、噛みにくさや発音のしにくさが続いている場合も相談のきっかけになります。前歯の1〜2本だけが反対に噛む場合は前歯だけの部分矯正でできること・できないことをご覧ください。
矯正だけでは治らない受け口と、外科矯正・保険の扱い
| 項目 | 矯正だけで補う方法 | 外科矯正 |
|---|---|---|
| あごの骨格 | 変わりません。上の前歯を前へ、下の前歯を後ろへ傾けて補います | 手術であごの骨の位置を動かします |
| 向いている状態 | 歯の傾きによる受け口、骨格のずれが大きくない受け口 | 顎変形症(あごの骨の大きさや位置のずれで、噛み合わせに問題が出ている状態)と診断され、矯正だけでは整えられない受け口 |
| 費用の例 | 当院のワイヤー矯正の総額例 1,036,200円〜1,524,600円(税込・自費。保定装置を含み、抜歯などを除く) | 3割負担で全体約40〜70万円(日本臨床矯正歯科医会の2023年の概算。当院の料金ではありません) |
| 期間の目安 | 受け口の場合の期間は診断のあとにご説明します | 術前矯正約1〜2年、入院・手術1〜2週間、術後矯正約1年(一般的な目安) |
| この方法の限界・注意点 | 前歯を傾けられる量には限りがあり、骨格のずれが大きいと補いきれません | 下唇からあご先の感覚が鈍くなる、下あごが戻る傾向があるなどのリスクがあります。感覚の鈍さが起こる頻度は研究によって大きく異なり、一つの数字では示せません |
骨格のずれが中程度の受け口の研究のまとめ(6研究・412名)では、外科矯正ではあごの前後関係に意味のある改善がみられ、矯正だけでは骨の変化は小さく、歯の傾きで補っていました。顔つきや満足度を比べた研究はほとんどなく、どちらがよいとは言えません。
マウスピース型の装置について、日本矯正歯科学会は2019年の見解で、骨格に原因がある症例には適さないとしています(2022年の第2版では、検査・診断を欠いたマウスピース矯正は大きな問題を起こしうるとしています)。装置の違いはマウスピース矯正とワイヤー矯正の比較で説明しています。
外科矯正の一般的な流れ
- 1
診察・検査・診断と治療計画
セファロなどで骨格のずれを調べ、矯正歯科と口腔外科で治療計画を立てます。
- 2
術前矯正(約1〜2年)
手術後に上下の歯が噛み合うよう、手術の前に歯並びを整えます。日本口腔外科学会のガイドラインも原則として必要としています。
- 3
入院・手術(1〜2週間)
あごの骨の位置を動かす手術を受けます。入院中と退院後しばらくは、食事や仕事に影響が出ます。
- 4
術後矯正(約1年)と保定
手術後の噛み合わせを細かく整え、その後は保定装置で歯並びを保ちます。
外科矯正は、矯正歯科と口腔外科(または形成外科)が組んで進め、手術は原則として成長がほぼ終わってから行います(日本臨床矯正歯科医会)。実際の期間や入院日数、仕事を休む期間は、手術を担当する医療機関で確認が必要です。
外科矯正に保険が使える条件
歯並びの矯正は原則として全額自己負担です。例外の一つが手術であごを動かすことを前提にした矯正で、日本臨床矯正歯科医会は次の3つを条件に挙げています。
- 顎変形症と診断され、矯正と外科手術を組み合わせて治療すること
- 顎口腔機能診断料の施設基準を届け出た医療機関(地方厚生局の名簿で「顎診」と表記)で治療すること
- 矯正と手術を保険の範囲で行い、保険と自費を組み合わせる混合診療をしないこと
届出には一定の設備・人員と、手術を担当する医療機関との連携が必要で、どの歯科医院でも保険の外科矯正を受けられるわけではありません。届出医療機関は関東信越厚生局の「施設基準の届出受理状況」で確認できます。
日本臨床矯正歯科医会の2023年の概算(3割負担)の内訳は、手術前後の矯正が約20〜30万円、入院・手術費が下あごのみで約20万円、上下のあごで約30〜40万円です。当院の料金ではなく、医療機関、手術の方法、負担割合、診療報酬の改定で変わります。入院・手術には高額療養費制度(厚生労働省)が使えます。上限額は年齢と所得で決まり、2026年8月から見直されています。
治療後の後戻りと保定
矯正だけの場合も外科矯正の場合も、治療後は通常1年以上、できるだけ毎日、保定装置(リテーナー:動かした歯を新しい位置にとどめる装置)を使う必要があります(日本矯正歯科学会)。当院のワイヤー矯正の保定装置は33,000円(税込)で、下の費用の例に含めています。詳しくは矯正後の保定と後戻りで説明しています。
志木駅前院で受け口を診断するときに見ること
- 検査: パノラマ(歯とあご全体のレントゲン)、CT、セファロで、歯の傾きと骨格のずれを分けて見ます。初回の来院でCTなどの検査まで行えます。
- 他院の資料: 他院で撮ったセファロやCTのデータも診断に使えます。
- 担当: ワイヤー矯正は、日本矯正歯科学会の認定医で東京科学大学 矯正歯科に所属する由井靖子医師が担当します。由井医師の診療日は火・金・土曜のいずれか(固定ではありません)のため、相談日は予約のときに調整します。
- 装置: 骨格に原因がある受け口にはマウスピース型装置は適さないとされています(日本矯正歯科学会)。この記事の費用の例はワイヤー(表側の装置)で示しています。装置の特徴は志木のワイヤー矯正にまとめています。
- 手術が必要な場合: 東京科学大学へご紹介します。
- 被せ物がある場合: 前歯の被せ物を作り直す予定があるときは、まず矯正を行い、矯正が終わってから被せ物を考えます。矯正後の被せ物の治療方針は、米国補綴専門医の村井亮介医師が監修します。
| 段階 | 当院での扱い |
|---|---|
| 相談・検査・診断 | 初回相談は無料、ワイヤー矯正の2回目以降の相談は5,500円、診断料(セファロあり)は27,500円です(税込) |
| 矯正だけで治す場合(自費) | 由井靖子医師がワイヤー矯正で担当します |
| 外科矯正の手術 | 東京科学大学へご紹介します |
| 外科矯正の術前・術後の矯正(保険) | 当院は顎口腔機能診断料の届出をしていないため、当院では受けられません |
| 自費の矯正と保険の手術の組み合わせ | 保険の手術と自費の矯正を組み合わせると、保険の条件(混合診療をしないこと)から外れる場合があります。紹介先でご確認ください |
担当医の経歴・所属学会は医師紹介に載せています。当院は東武東上線 志木駅南口から徒歩2分(埼玉県新座市)で、朝霞市・富士見市方面からも東武東上線で通えます。
ご相談・カウンセリングは無料/LINEでもお口の写真を送って無料で相談できます
無理におすすめしません / 相談だけでも歓迎 / 費用は事前にご説明
受け口の相談前に整理しておくこと(費用・期間・リスク)
矯正だけで治す場合の費用(自由診療)
ワイヤーで上下全体を動かす場合、装置料は880,000円〜1,210,000円です。受け口では骨格を確認するため、セファロを含む診断料で計算しています。
- 通院12回の場合の例: 装置料の下限+診断料(セファロあり)27,500円・パノラマ5,500円・CT11,000円+保定装置33,000円+調整料6,600円×12回=1,036,200円
- 通院36回の場合の例: 装置料の上限+同じ検査費と保定装置+調整料6,600円×36回=1,524,600円
- 装置の取り外しは費用なしです。必要な場合は、抜歯(1本6,600円、複雑な抜歯は1本16,500円)や、固定用インプラントスクリュー(1本110,000円)が加わります。
すべて税込です。料金表全体、支払い方法、医療費控除の考え方はワイヤー矯正の費用、マウスピースの費用はマウスピース矯正の費用に載せています。
期間と通院、治療中の痛み
- 期間: 当院の成人矯正の目安は、ワイヤー(上下全体)でおおよそ1〜3年です。日本矯正歯科学会は、受け口などあごに問題がある場合は通常の矯正より長くなることがあるとしています。当院での期間の見通しは診断のあとにご説明します。
- 痛み: 装置を付けた直後は、成人で1週間程度続くことがあります(日本矯正歯科学会)。調整のたびの痛みは1〜3日ほどです(当院の説明)。
- 外科矯正の場合: 入院と手術後の通院が加わります。日数は手術を担当する医療機関で確認します。
相談で確かめておきたいこと
- 自分の受け口が、歯の傾き・骨格・噛むと下あごがずれるタイプのどれに近いか、その判断に使った検査
- 矯正だけで治す場合に、前歯をどの程度傾けることになるか
- 外科矯正を選ぶ場合の紹介先と、保険が使えるか
- 見積りに含まれるもの(装置料、診断・検査、通院ごとの費用、保定装置、抜歯など)
初回相談は無料です。骨格が原因かどうかを判断するのはその後の検査・診断の段階で、診断料(セファロあり)27,500円がかかります。診断のあとに方針と見積りをご説明し、相談した日に決める必要はありません。相談から治療開始までの流れは矯正相談から治療開始までの流れ、大人の矯正の症例は成人矯正の症例でご覧いただけます(現在、受け口の症例は掲載していません)。LINEで写真を送って事前に相談することもできますが、骨格が原因かどうかは写真では分からないため、検査で確かめます。
受け口に前歯が閉じない噛み合わせが重なっている場合は、大人の開咬(前歯が閉じない)の矯正もあわせてご覧ください。
治療内容・費用・期間・リスクについて
- 治療内容
- ワイヤー(表側の装置)で歯の位置を動かし、受け口の噛み合わせを整える矯正治療です。あごの骨格は変わらず、歯の傾きで噛み合わせを補います。検査の結果、外科矯正を含む他の方法をご提案する場合があり、あごの手術が必要な場合は東京科学大学へご紹介します。
- 費用(税込)
- ワイヤーで上下全体を動かす場合、装置料880,000円〜1,210,000円に、診断料(セファロあり)27,500円、パノラマ5,500円、CT11,000円、保定装置33,000円、調整料6,600円×通院回数を加えた総額の例は1,036,200円(通院12回)〜1,524,600円(通院36回)です。抜歯は含みません。必要な場合は抜歯(1本6,600円、複雑な場合は1本16,500円)や固定用インプラントスクリュー(1本110,000円)が加わります。装置の取り外しは費用なしです。すべて税込・公的医療保険適用外の自由診療で、通院回数や追加の処置により総額は変わります。この例は、通院回数を12〜36回、診断料をセファロありとした場合の例です。実際の総額は診断のあとにお見積りします。
- 治療期間・回数の目安
- 当院の成人矯正の目安は、ワイヤー(上下全体)でおおよそ1〜3年、通院は月1回程度です。日本矯正歯科学会は、大人は期間が長くなることが多いとしています。受け口での期間と通院回数は診断のあとにご説明します。動かしたあとに保定の期間があります。
- 主なリスク・副作用
- 装置による痛み・違和感、発音のしにくさ、清掃が不十分な場合のむし歯・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮が生じることがあります。前歯を傾けられる量には限りがあり、骨格のずれが大きいと噛み合わせを補いきれないことがあります。保定を怠ると後戻りすることがあります。計画どおりに進まない場合は、期間が延び、追加の費用がかかることがあります。抜歯をする場合は、腫れや痛みが出ることがあります。固定用インプラントスクリューを使う場合は、周りの歯ぐきの炎症・グラつき・脱落、まれに破折や歯の根への接触が起こることがあります。当院で使う製品は、使う前に製品名をご説明します。
よくあるご質問
- Q. 他院で「手術が必要」と言われました。矯正だけで治せないか相談できますか?
- A. 相談できます。受け口では、下の前歯を後ろへ傾けられる余地と、噛むと下あごが前へずれるタイプかどうかを、当院でも検査で確かめたうえでお伝えします。他院で撮ったセファロなどの資料も診断に使えます。
- Q. 噛むと下あごが前に出る感じがします。それでも手術が必要ですか?
- A. このタイプは上下のあごの大きさは正常とされ、骨格による受け口とは考え方が異なります。ただ、感覚や見た目では区別できないため、セファロなどで骨格を確認してから方法を決めます。
- Q. 外科矯正を受けると、顔つきは変わりますか?
- A. 顔つきへの影響を比べた研究は少なく、変わり方は一人ひとり異なります。手術による変化の見通しは、手術を担当する医療機関で説明を受けてください。
- Q. 保険の外科矯正の途中で、矯正だけマウスピースなどの自費の装置にできますか?
- A. 保険の条件に「混合診療をしないこと」があるため、矯正の一部だけを自費の装置にすると、保険の条件から外れる可能性があります。なお、当院は届出をしていないため、保険での手術前後の矯正は当院では行えません。あごの手術が必要な場合は東京科学大学へご紹介します。
- Q. 40代・50代でも受け口は治せますか?
- A. 日本矯正歯科学会は、中高年でも矯正治療は可能になってきた一方、歯の移動が円滑でないため期間が長くなることが多いと説明しています。歯ぐきや骨の状態で前歯を傾けられる量が変わるため、骨格が原因かどうかとあわせて検査で確かめます。
参考文献・出典
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」(2020年公開・2024年更新、2026年10月9日確認)。受け口の原因、噛みにくさ・話しにくさ、保険、期間、痛み、保定
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会 保険で矯正歯科治療を行える施設についてのページ(2020年公開・2024年更新、2026年10月9日確認)。保険の矯正と「顎診」
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療についての見解(2019年、2026年10月9日確認)。骨格に原因がある症例への適応
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会「マウスピース型矯正装置による治療に関する見解 第2版」(2022年、2026年10月9日確認)。検査・診断の必要性
- 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会「歯と歯並びのニューズレター Vol.13 顎矯正手術を併用する矯正歯科治療」(2023年、2026年10月9日確認)。受け口のタイプ、外科矯正の流れと期間、保険の条件、費用の概算
- 厚生労働省 四国厚生局 様式83「顎口腔機能診断料の施設基準に係る届出書添付書類」(年の記載なし、2026年10月9日確認)。届出に必要な体制
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会「歯科矯正用アンカースクリューガイドライン 第二版」(第一版は2012年、2026年10月9日確認)。固定用スクリューのリスク
- 社団法人 日本口腔外科学会「顎変形症診療ガイドライン」(2008年ごろ、2026年10月9日確認)。術前矯正、手術の時期、手術のリスク
- Agbaje JO, Salem AS, Lambrichts I, Jacobs R, Politis C. Int J Oral Maxillofac Surg. 2015;44(4):447-451. 書誌情報(2026年10月9日確認)。知覚障害の頻度のばらつき
- Alhammadi MS, Almashraqi AA, Khadhi AH, et al. Clin Oral Investig. 2022;26:6443-6455. 論文ページ(2026年10月9日確認)。矯正だけの方法と外科矯正の違い
- Al-Hummayani FM. Saudi Med J. 2016;37(4):450-456. 論文ページ(2026年10月9日確認)。噛むと下あごがずれる受け口(症例報告)
- 厚生労働省 高額療養費制度のページ(2026年7月31日更新、2026年10月9日確認)。上限額と2026年8月からの見直し
料金は当院の料金マスター(税込)にもとづきます。担当医の分担、成人矯正全般の期間、調整のたびの痛みの目安は当院の説明です。
大人の受け口を考えるときの関連ページ
→ 大人の矯正(成人矯正)の方法・費用・期間は、志木駅前院の成人矯正のページでまとめて確認できます。
この記事の監修

由井 靖子歯科医師
日本矯正歯科学会の認定医として、ワイヤー矯正を担当しています。
担当分野: ワイヤー矯正
- 日本大学歯学部 卒業
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 東京矯正歯科学会 所属
- 東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)矯正歯科 所属
公開日: 2026-10-09 / 最終更新日: 2026-10-10/ 監修: 由井 靖子(歯科医師)
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未承認医療機器について(インビザライン(マウスピース型矯正装置))
- 未承認医療機器であること
- インビザラインは、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない医療機器(完成物薬機法対象外の矯正装置)です。歯科医師の責任のもと使用しています。
- 入手経路
- 米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である、アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社から入手しています。装置は患者さんごとに海外で製作されます。
- 国内の承認医療機器の有無
- 国内には、薬機法の承認を受けた他社のマウスピース型矯正装置があります。
- 諸外国における安全性等の情報
- 米国では、食品医薬品局(FDA)から医療機器としての認可(510(k))を受けており、世界の多くの国で使われています。歯の移動に伴う痛み・違和感、装置が合わないなどのリスクがあり、詳しくは各治療ページの「リスク・注意点」でご説明しています。
- 医薬品副作用被害救済制度
- 薬機法上の承認を受けていない医療機器のため、万一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。

