THE DENTAL OFFICE 志木駅前院

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前歯だけの部分矯正でできること・できないことと費用

前歯のすき間や軽い重なりを部分矯正で整えられるか、全体の矯正が必要かの考え方と、ワイヤーの部分矯正・片顎マウスピースの総額の組み立て、期間、通院、リスクを説明します。初回相談無料。

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公開日: 2026-10-09 / 更新日: 2026-10-10 / 監修: 由井 靖子(歯科医師)

大人の矯正治療 デジタル診断の画面

前歯のすき間や軽い重なりなど、一部だけが気になるときは、その範囲だけを動かして足りるのか、歯並び全体を動かす必要があるのかが最初の分かれ目になります。当院には、ワイヤーで一部の歯を動かす部分矯正と、片顎のごく軽い重なりを目安にしたマウスピースのパッケージがあります。2つの違い、総額の組み立て方、期間や通院、部分では足りない場合について説明します。

部分で足りるかは、動かす量と噛み合わせを診て決めます

見た目で気になる範囲が狭くても、部分的な治療で整えられるとは限りません。噛み合わせを含めた検査と診断のうえで判断します。

  • 日本矯正歯科学会は、骨格が原因の歯並びはマウスピース型装置の適応外としています。
  • 装置料は、ワイヤーの部分矯正が330,000円〜550,000円、片顎のマウスピース(7枚・追加アライナーなし)が275,000円です。どちらも、診断や検査、通院ごとの費用、保定装置の費用が別にかかります(すべて税込・公的医療保険適用外の自由診療)。
  • ワイヤーは日本矯正歯科学会 認定医の由井靖子医師、マウスピースはインビザライン矯正認定医(製造元アライン・テクノロジー社の認定制度)の中村彩華院長が担当します。
  • 部分では足りないと分かった場合は、全体の矯正など他の方法と費用・期間を比べてご説明します。

大人の矯正全体の流れや装置の選び方は、志木駅前院の成人矯正にまとめています。

部分矯正で整えられるか、全体の矯正が必要か

部分矯正を検討するのは、動かす歯が少なく、奥歯の噛み合わせを変えずに済む場合です。マウスピース型の装置について、日本矯正歯科学会は、歯の移動量の少ない症例に限られ、骨格に原因がある症例には適さず、歯科医師の診察・検査・診断にもとづいて行うべきだとしています。当院では、ワイヤーの部分矯正でも、噛み合わせを含めて検査したうえで判断します。日本臨床矯正歯科医会も、手軽さや安さで治療を選ばないよう呼びかけ、一度おかしくなった噛み合わせを元に戻すのは難しいと説明しています。

部分的な治療で検討できるか、相談で確認すること
気になっていること確認すること
前歯の軽いすき間・軽い重なり動かす量、歯が並ぶすき間があるか、上下の前歯の噛み合わせ
以前の矯正のあとに少し戻ってきた戻った範囲、保定装置の使用状況、噛み合わせの変化
1〜2本のねじれねじれの程度、隣の歯や噛み合わせへの影響
被せ物やブリッジの前に歯の位置を整えたい補綴(被せ物)の計画と合わせた歯の位置
奥歯の噛み合わせの関係を変える必要がある、抜歯が必要な重なり抜歯の要否、上下全体の噛み合わせ
骨格が原因の出っ歯・受け口・前歯が閉じない(開咬)骨格の検査。あごの手術が必要な場合は東京科学大学へご紹介します(手術前後の矯正を保険で受けることは、当院ではできません)
歯周病が治療されていない歯ぐきと骨の状態

ワイヤーの部分矯正と、片顎のマウスピースの違い

2つの部分的な矯正の比較(金額はすべて税込)
項目ワイヤーの部分矯正片顎のマウスピース(片顎軽度叢生)
担当医由井靖子医師(日本矯正歯科学会 認定医)中村彩華院長(インビザライン矯正認定医)
装置料330,000円〜550,000円275,000円(7枚・追加アライナーなし)。料金表上の目安は「ごく軽度・部分的」
別にかかる費用診断料、パノラマ・CT(必要時)、通院ごとの調整料、保定装置(内訳は下の「総額の例」)精密検査、パノラマ・CT、通院ごとの定期チェック、保定用マウスピース、必要時のディスキング・アタッチメントセット(内訳は下の「総額の例」)
通院調整のため定期的に通院します。間隔と回数は、お口の状態によって異なるため、診断のあとにご説明します定期チェックは3か月に1回が目安です。治療期間と回数は、お口の状態とご希望によって異なるため、診断のあとにご説明します

装着時間の確保が難しそうな方や、抜歯をして大きく動かす必要がある場合は、中村院長の判断でワイヤー矯正や、マウスピースと一部ワイヤーの併用を提案することがあります。装置そのものの違い(見た目、痛み、通院、自己管理)はマウスピース矯正とワイヤー矯正の比較で詳しく説明しています。

ご相談・カウンセリングは無料/LINEでもお口の写真を送って無料で相談できます

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総額の例と、含まれる範囲

矯正の費用は、装置料だけで比べると実際の支払いと差が出ます。診断や検査、通院のたびにかかる費用、治療後の保定装置まで足した総額で比べてください。

片顎のマウスピースの場合

  • 装置料275,000円+精密検査33,000円+パノラマ5,500円+CT11,000円+定期チェック5,500円×4回+保定用マウスピース上下33,000円=379,500円
  • 保定用マウスピースを片顎(16,500円)にした場合は363,000円
  • ディスキング・アタッチメントセット5,500円は、必要な場合に1回ごとにかかります。
  • 上の総額は、定期チェック4回(3か月に1回・1年とした場合)・保定用マウスピース上下または片顎とした場合の例です。実際の総額は診断のあとにお見積りします。

ワイヤーの部分矯正の場合

装置料330,000円〜550,000円+診断料(セファロなし16,500円またはあり27,500円)+パノラマ5,500円+CT11,000円(必要時)+調整料6,600円×通院回数+保定装置(リテーナー)33,000円、という組み立てになります。診断料(セファロあり)、パノラマ、CT、保定装置を含め、月1回の調整を12〜36回とした場合の総額の例は486,200円〜864,600円です。装置を外すときの費用は費用なしです。どちらの診断料になるかと通院回数は、相談時にご説明します。

部分では足りなかった場合の費用の差

診断の結果、範囲を広げる必要があると分かった場合、装置料はワイヤーで片顎495,000円〜660,000円、上下全顎880,000円〜1,210,000円、マウスピースでライトパッケージ550,000円、フルパッケージ990,000円などになります。マウスピースが7枚で仕上がらなかった場合(追加アライナーは110,000円)と、全体の矯正へ切り替えた場合の費用の扱いは相談時にご説明しますので、契約の前にご確認ください。料金表全体と支払い方法はワイヤー矯正の費用(保険が適用される場合の説明を含みます)とマウスピース矯正の費用に載せています。デンタルローンにも対応しています。

歯並びの矯正は原則として保険適用外の自由診療で、見た目を整える目的の費用は医療費控除の対象になりません。

期間、通院、生活への影響

日本矯正歯科学会は、通常の矯正治療は2〜3年程度かかる一方、簡単な治療では半年程度で済むこともあると説明しています。当院の部分矯正で歯を動かす期間は、お口の状態によって異なるため、診断のあとにご説明します。

  • ワイヤー: 当院の全体のワイヤー矯正では、おおむね数週間〜1か月ごとに通院し、1回30分前後で調整します。
  • 痛み: 当院の説明では、ワイヤーの調整後1〜3日ほど痛むことがあります。日本矯正歯科学会は、装置による痛みは成人では1週間程度続くことがあるとしています。痛みの続き方には個人差があります。
  • マウスピース: 装置の製造元(アライン・テクノロジー社)は1日20〜22時間の装着を推奨しています。食事と歯みがきのときは外します。装着のルールはマウスピース矯正をご覧ください。
  • 歯を少し削る処置(ディスキング、IPR): 歯と歯の間のエナメル質をわずかに削り、並ぶすき間をつくる処置です。研究では、処置した面と処置していない面で1〜7年のむし歯の発生に差は見られませんでしたが、表面の粗さについては結論が出ていません。

動かす範囲が小さくても、治療後の保定は必要です。日本矯正歯科学会は、保定装置を使わないと元に戻る傾向があり、通常1年以上はできるだけ毎日使う必要があるとしています。保定装置の種類による安定性の差は、研究でもはっきりしていないため、歯並びや生活に合わせて選びます。保定の詳しい説明は矯正後の保定と後戻りにあります。

相談のときに確認しておきたいこと

  • 部分で足りると判断した理由、または全体の矯正が必要と判断した理由
  • 見積りに含まれるもの(装置料、診断・検査、通院ごとの費用、保定装置)と含まれないもの
  • 計画どおりに進まなかった場合の追加費用の条件
  • 担当医と、通院の間隔・回数の目安
  • 歯を少し削る処置や抜歯が必要かどうか

歯並びの写真だけでは、部分で足りるかを決められません。検査で噛み合わせや歯の根、骨の状態を確認します。検査の内容は矯正相談から治療開始までの流れで確認できます。日本矯正歯科学会も、相談で十分な説明を受けてから改めて検討することを勧めています。

当院の成人矯正の症例は成人矯正の症例でご覧いただけます。現在掲載している症例は歯並び全体を整えたマウスピース矯正で、部分矯正の症例ではありません。担当医の経歴は医師紹介に載せています。

治療内容・費用・期間・リスクについて

治療内容
ワイヤー(表側の装置)またはマウスピース型矯正装置(インビザライン。薬機法上の承認を受けていない医療機器です。詳しくはページ内の表示をご覧ください)で、一部の歯の位置を整える矯正治療です。診断の結果、全体の矯正や他の治療をご提案する場合があります。
費用(税込)
ワイヤーの部分矯正は装置料330,000円〜550,000円に、診断料16,500円または27,500円、パノラマ5,500円、必要時のCT11,000円、調整料6,600円×通院回数、保定装置(リテーナー)33,000円が加わります。診断料(セファロあり)、パノラマ、CT、保定装置を含め、月1回の調整を12〜36回とした場合の総額の例は486,200円〜864,600円です。装置を外すときの費用は費用なしです。片顎のマウスピースの総額の例は379,500円で、装置料275,000円(7枚・追加アライナーなし)、精密検査、パノラマ、CTを含みます。定期チェック4回・保定用マウスピース上下とした場合の例です。実際の総額は診断のあとにお見積りします。7枚で仕上がらず追加が必要になった場合は、追加アライナー110,000円などの費用がかかることがあります。すべて税込・公的医療保険適用外の自由診療で、通院回数や追加の処置により総額は変わります。
治療期間・回数の目安
歯を動かす期間と通院回数は、お口の状態とご希望によって異なるため、診断のあとにご説明します。通院の目安は、ワイヤーは月1回程度の調整、マウスピースは3か月に1回の定期チェックです。動かしたあとに保定の期間があります。歯の動き方や装着状況により期間は変わります。
主なリスク・副作用
装置による痛み・違和感、発音のしにくさ、清掃が不十分な場合のむし歯・歯周病、歯根吸収、歯肉退縮が生じることがあります。歯根吸収は、マウスピース・ワイヤーのどちらの装置でも起こりえます。マウスピースは装着時間が足りないと計画どおりに進まないことがあります。保定を怠ると後戻りすることがあります。計画どおりに進まない場合や、範囲を広げる必要が生じた場合は、期間が延び、追加の費用がかかることがあります。歯と歯の間をわずかに削る処置を行う場合は、削った歯は元に戻りません。部分矯正では、動かす範囲以外の歯並びや噛み合わせは変わりません。

よくあるご質問

Q. 気になるのが前歯1本だけでも相談できますか?
A. できます。1本だけでも、隣の歯との間に並ぶすき間があるか、上下の前歯がどう噛み合っているかによって、部分的に動かせるかが変わります。検査のうえで、部分で足りるかをお伝えします。
Q. 相談したあと、すぐに契約しなければいけませんか?
A. その場で決める必要はありません。初回相談は無料です。ワイヤー矯正の2回目以降の相談は5,500円(税込)です。マウスピース矯正の初回相談・シミュレーション診断は無料です。
Q. 仕事柄、装置ができるだけ見えないほうがよいのですが、どの装置がよいですか?
A. マウスピースは透明な装置です。ワイヤーの装置の見た目の違いは、相談時にご説明します。装置の違いはマウスピース矯正とワイヤー矯正の比較にまとめています。
Q. 部分矯正のあと、古い被せ物も新しくしたい場合はどうなりますか?
A. 大人の矯正では、歯を動かしたあとに被せ物や詰め物の形・色を整え直すことがあります。セラミックの被せ物やラミネートベニアは、歯を動かさず形と色を変える方法で、矯正とは目的が異なります。当院では矯正後の審美補綴の方針を村井亮介医師が監修し、院内で連携して進めます。被せ物の種類と費用はセラミック治療、ベニアはラミネートベニアで確認できます。
Q. 装置を付けたまま、仕事や会食に支障はありますか?
A. マウスピースは食事と歯みがきのときに外します。外している時間が長いと計画どおりに進まないことがあります。ワイヤーは付けたままで、調整後に痛みが出ることがあります。どちらの装置でも、発音しにくくなることがあります。

参考文献・出典

  1. 公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」(2020年公開・2024年更新、2026年10月9日確認)。治療期間の幅、自費であること、成人の痛みの目安、保定装置の使用期間、相談後に検討することの出典です。
  2. 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療についての見解(ポジションステートメント)(2019年、2026年10月9日確認)。マウスピース型装置の適応が移動量の少ない症例に限られ、骨格性の症例には適さないという説明の出典です。
  3. 公益社団法人 日本矯正歯科学会 アライナー型矯正装置の治療指針についての公開ページ(2017年、2026年10月9日確認)。マウスピースだけですべての症例を治せるとは考えにくく、利点・欠点と代替の治療法の説明が必要という出典です。
  4. 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会「歯と歯並びのニューズレター Vol.7」(2020年、2026年10月9日確認)。手軽さや安さで治療を選ばないよう呼びかける記述の出典です。
  5. 国税庁 タックスアンサー No.1128(令和8年4月1日現在法令等、2026年10月9日確認)。歯列矯正の医療費控除の考え方の出典です。
  6. 厚生労働省 育成医療受給者の実態の把握及び支援に関する有識者会議 資料(齋藤功)(2024年、2026年10月9日確認)。矯正歯科治療の保険適用が特定の疾患に限られることの背景資料です。
  7. Align Technology, Inc. "Cases for Invisalign"(2024年、2026年10月9日確認)。1日20〜22時間の装着推奨の出典です。
  8. Martin C, Littlewood SJ, Millett DT, Doubleday B, Bearn D, Worthington HV, Limones A. Cochrane Database Syst Rev. 2023;CD002283.pub5. 書誌情報(2026年10月9日確認)。保定装置の種類による安定性の差の根拠が乏しいことの出典です。
  9. Singh S, Jain RK, Balasubramaniam A. J Dent Res Dent Clin Dent Prospects. 2024;18(2):85-94. 論文ページ(2026年10月9日確認)。マウスピース・固定式装置のいずれでも歯根吸収が評価されていることの出典です。
  10. Koretsi V, Chatzigianni A, Sidiropoulou S. Orthod Craniofac Res. 2014;17(1):1-13. 書誌情報(2026年10月9日確認)。歯と歯の間をわずかに削る処置(IPR)後のむし歯発生についての出典です。

料金は当院の料金マスター(税込)にもとづきます。担当医の分担、マウスピースとワイヤーの併用を提案することがある点は当院の診療体制にもとづく説明です。

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この記事の監修

志木 由井靖子 歯科医師(日本矯正歯科学会 認定医)

由井 靖子歯科医師

日本矯正歯科学会の認定医として、ワイヤー矯正を担当しています。

担当分野: ワイヤー矯正

  • 日本大学歯学部 卒業
  • 日本矯正歯科学会 認定医
  • 東京矯正歯科学会 所属
  • 東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)矯正歯科 所属

公開日: 2026-10-09 / 最終更新日: 2026-10-10/ 監修: 由井 靖子(歯科医師)

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未承認医療機器について(インビザライン(マウスピース型矯正装置))

未承認医療機器であること
インビザラインは、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない医療機器(完成物薬機法対象外の矯正装置)です。歯科医師の責任のもと使用しています。
入手経路
米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である、アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社から入手しています。装置は患者さんごとに海外で製作されます。
国内の承認医療機器の有無
国内には、薬機法の承認を受けた他社のマウスピース型矯正装置があります。
諸外国における安全性等の情報
米国では、食品医薬品局(FDA)から医療機器としての認可(510(k))を受けており、世界の多くの国で使われています。歯の移動に伴う痛み・違和感、装置が合わないなどのリスクがあり、詳しくは各治療ページの「リスク・注意点」でご説明しています。
医薬品副作用被害救済制度
薬機法上の承認を受けていない医療機器のため、万一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。
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