歯が重なっている、八重歯が目立つ、下の前歯の重なりが増えてきた。こうした歯並びを整えるには、並ぶすき間を作る必要があります。抜歯、歯と歯の間をわずかに削る処置(IPR)、歯列の拡大の違いと、装置と総額の例、治療後に起こりうることを説明します。
大人のガタガタの歯並びも矯正の対象です。すき間の作り方は重なりの程度で選びます
重なりが同じくらいに見えても、歯とあごの大きさ、噛み合わせ、歯ぐきと骨の状態で選べる方法は変わるため、検査のうえで判断します。
- すき間の不足が少なければIPRや歯の傾きの調整、中程度ではIPRと歯列の拡大、多ければ抜歯を検討します。
- IPRで削ったエナメル質は戻らず、大人の歯列の拡大は計画どおりに広がらないことがあります。
- ワイヤーは由井靖子医師、マウスピースは中村彩華院長が担当します。
- マウスピースは装置料275,000円(ごく軽度・部分的)〜1,210,000円(抜歯を伴う場合)、ワイヤーは上下全顎で880,000円〜1,210,000円です。ほかに検査・通院・保定装置の費用がかかります(すべて税込・公的医療保険適用外の自由診療)。
大人の矯正全体は志木駅前院の成人矯正に、成長を利用できるお子さまの場合は子どもの叢生(歯の重なり)にまとめています。
歯がガタガタに並ぶ理由と、すき間の作り方
歯が重なって並ぶ状態を叢生(そうせい)といい、歯とあごの大きさが合わないことで起こります。並ぶ場所が足りずに犬歯が外に出た八重歯も叢生です。日本矯正歯科学会は、こうした歯並びは汚れが残りやすく、むし歯や歯周病の原因になると説明しています。
並べるにはすき間が必要で、作り方は次の3つです。
抜歯
日本臨床矯正歯科医会・日本矯正歯科学会は、すき間をつくるため、やむを得ず健康な歯を抜くことがあると説明しています。抜歯は同意のもとで行うもので、納得できるまで理由を尋ねてかまいません。
抜歯で口元が下がりすぎないかという心配については、大人の出っ歯の矯正で研究を含めて説明しています。
歯と歯の間をわずかに削る処置(IPR)
IPRは、歯と歯が接する面のエナメル質をわずかに削ってすき間をつくる処置で、料金表では「ディスキング」と表記しています。大人の軽度〜中等度の叢生で抜歯の代わりに使われ、マウスピース矯正でもよく用いられます。海外のレビューでは、1か所あたり0.2〜0.5mm程度を目安とする報告が紹介されています。
歯列の拡大
歯列を横に広げて並ぶ場所をつくる方法です。大人はあごの骨の成長が終わっているため、マウスピースで広げる場合、広がる分の多くは歯が外側へ傾くことによるものです。
反対に、歯と歯の間にすき間がある場合は大人のすきっ歯を治す方法をご覧ください。
矯正で並べるときの限界と、治療後に気をつけること
削った歯、広げた歯列でわかっていること
IPRで削ったエナメル質は元に戻りません。研究のまとめでは、1〜7年の観察でむし歯の発生に差は見られませんでしたが、調べた研究は4件と少なく、表面の粗さについては結論が出ていません。清掃と定期的な確認が必要です。
歯列の拡大では、計画した拡大量と実際に広がった量に差があり、奥歯ほど広がりにくいと報告されています。前歯を前へ傾けて並べると歯ぐきが下がる傾向がやや多いという報告はありますが、量は小さく研究の質も高くありません。歯ぐきと骨の厚みを検査で確かめて、どこまで傾けられるかを判断します。
八重歯のねじれとマウスピース
マウスピースの研究のまとめでは、歯の重なりは改善したと報告されている一方、犬歯や小臼歯のような丸い形の歯のねじれは計画どおりに改善しにくいとされています。八重歯の犬歯のねじれは、装置の選び方にも関わります。
並べたあとに起こりうること
重なっていた前歯を並べると、歯と歯の間の歯ぐきに黒い三角形のすき間(ブラックトライアングル)が見えることがあります。ワイヤーで治療した患者の研究では38〜58%に見られました。
歯の根が短くなる歯根吸収は、どちらの装置でも起こりえます。ねじれていた歯や重なっていた歯は、治療後に元の位置へ戻ろうとします(後戻り)。日本矯正歯科学会は、保定装置(歯の位置を保つ装置)を通常1年以上、できるだけ毎日使う必要があるとしています。保定装置の種類による差の確かな証拠は乏しいとするコクランのレビュー(2023年)もあり、種類は診断のあとにご説明します。ワイヤー矯正の保定装置は33,000円(税込)です。詳しくは矯正後の保定と後戻りをご覧ください。
骨格、歯ぐき、被せ物との関係
- 骨格: あごの骨格のずれが大きい場合は、矯正だけでは整えきれないことがあります。手術が必要な場合は東京科学大学へご紹介します(当院では手術前後の矯正を保険で受けられません)。
- 歯ぐき: 歯周病がある場合は、先に治療して歯ぐきを整えてから歯を動かします。
- 被せ物: 前歯の被せ物のやり直しも考えている場合は、矯正を先に行います。矯正後の被せ物の治療方針は、米国補綴専門医の村井亮介医師が監修します。
前歯を削ってセラミックの被せ物で並んで見せる方法は、矯正とは別の治療です。違いは前歯をセラミックにする前に比べたい5つの方法と費用で比べています。
志木駅前院での叢生の診断と、装置の選び方
検査で確かめること
抜歯が必要か、IPRや拡大で足りるかは、歯の根や骨の状態、あごと歯の位置関係を、パノラマ・CT、必要に応じてセファロ(頭部の横からのレントゲン)で確かめてから決めます。初回の来院でCTなどの検査まで行うこともでき(有料)、ほかの歯科医院で撮ったデータも使えます。
| 程度 | すき間の作り方の例 | マウスピースのパッケージ(料金表の目安) | ワイヤー |
|---|---|---|---|
| ごく軽度・部分的 | 範囲を絞って整える | 片顎軽度叢生 275,000円 | ワイヤーの部分矯正。詳しくは部分矯正の記事 |
| 軽度 | IPR、歯の傾きの調整 | ライトパッケージ 550,000円 | 片顎 495,000円〜660,000円、上下全顎 880,000円〜1,210,000円 |
| 中等度 | IPRと歯列の拡大の組み合わせ。抜歯を検討する場合もある | モデレートパッケージ 770,000円 | 上下全顎 880,000円〜1,210,000円 |
| 上下全体の重なり・噛み合わせのずれを伴う | 上下の噛み合わせ全体で計画する | フルパッケージ 990,000円 | 上下全顎 880,000円〜1,210,000円 |
| すき間の不足が大きい | 抜歯 | フルパッケージ(抜歯症例)1,210,000円 | 上下全顎 880,000円〜1,210,000円。必要に応じてアンカースクリューを併用 |
装置の選び方と担当医
| 装置 | 担当医 | 向いている場合 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| マウスピース(インビザライン) | 中村彩華院長 | 軽度〜中等度の前歯の重なりなど(当院のマウスピースの相談で多い歯並び) | 1日20〜22時間の装着が推奨されています(製造元の案内) |
| ワイヤー(表側の装置) | 由井靖子医師 | 抜歯を伴う重なりや、込み入った歯並び | 金属のブラケットが標準で、白いブラケットを選べる場合があります |
| マウスピースと一部ワイヤーの併用(ハイブリッド矯正) | 調整は中村院長 | 抜歯症例などで途中から一時的にワイヤーを使う場合 | 調整料1回6,600円(装置代の負担なし) |
ワイヤー矯正は、日本矯正歯科学会 認定医で東京科学大学 矯正歯科に所属する由井靖子医師が担当します(診療日は火・金・土のいずれか)。マウスピース矯正は、インビザライン矯正認定医(製造元アライン・テクノロジー社の認定制度)の中村彩華院長が担当します。日本矯正歯科学会は2019年の見解で、マウスピース型の装置は軽度の乱ぐい歯など移動量が少ない症例に限られ、骨格に原因がある症例には適さないとしています。マウスピースが向くかどうかは、ワイヤーの場合と並べてご説明します。装置の違いはマウスピース矯正とワイヤー矯正の比較で説明しています。
相談の前に整理しておきたいこと(費用・期間・リスク)
総額の例
下の例は、期間を1〜3年とし、マウスピースは3か月に1回の定期チェック4〜12回、ワイヤーは月1回の調整12〜36回、診断料はセファロありで計算したものです。来院回数は歯並びによって違い、この記事の最後で紹介する症例は来院6回でした。実際の総額は診断のあとにお見積りします。
マウスピースは、装置料に精密検査33,000円、パノラマ5,500円、CT11,000円、定期チェック5,500円×回数、保定用マウスピース上下33,000円を加えると、次のとおりです。
- フルパッケージ(装置料990,000円): 1,094,500円〜1,138,500円
- 抜歯を伴うパッケージ(装置料1,210,000円)で上下の小臼歯4本を抜歯する場合(1本6,600円、複雑な場合16,500円): 1,340,900円〜1,384,900円
ライト・モデレートなどほかのパッケージの総額はマウスピース矯正のパッケージ別費用にあります。IPRやアタッチメント(歯に付ける小さな突起)を使う場合は1回ごとにディスキング・アタッチメントセット5,500円、パッケージの枚数や追加回数を超えた場合は追加アライナー110,000円がかかります。
ワイヤーの上下全顎は、装置料880,000円〜1,210,000円に、診断料27,500円(セファロを撮らない場合は16,500円)、パノラマ・CT、保定装置33,000円、調整料6,600円×回数を加えて1,036,200円〜1,524,600円です。上下の小臼歯4本を抜歯する場合(1本6,600円)は1,062,600円〜1,551,000円です。装置の取り外しは費用なしです。
アンカースクリュー(固定用インプラントスクリュー)を使う場合は1本110,000円が加わります。当院で使う製品は、使う前に製品名をご説明します。料金表全体、デンタルローン、医療費控除の考え方はワイヤー矯正の費用に載せています。
ご相談・カウンセリングは無料/LINEでもお口の写真を送って無料で相談できます
無理におすすめしません / 相談だけでも歓迎 / 費用は事前にご説明
抜歯やIPRをした場合の、治療中の見た目と通院
抜いた場所のすき間は、歯を動かして閉じるまで見えることがあります。閉じるまでの期間、IPRの時期と回数、治療全体の期間と通院回数は診断のあとにご説明します。治療の流れは矯正相談から治療開始までの流れをご覧ください。
抜歯やIPRを提案されたときに聞いておきたいこと
- 抜歯・IPR・拡大のどれを使うか、その理由
- 抜歯をする場合、どの歯を何本抜くか
- 見積りに含まれるものと含まれないもの
- 計画どおりに進まなかった場合の追加費用の条件
- 担当医と、通院の間隔・回数の目安
初回相談は無料で、ワイヤー矯正の2回目以降の相談は5,500円(税込)です。来院前に、LINEで歯並びの写真を送ってご相談いただくこともできます。当院は東武東上線 志木駅南口から徒歩2分(埼玉県新座市)で、朝霞市・富士見市方面からも東武東上線で通えます。担当医の経歴は医師紹介に載せています。
部分的なクロスバイト(一部の歯が反対に噛む状態)、叢生、上下の前歯の正中のずれをインビザラインで治療した成人の例が成人矯正の症例にあります(中村院長担当、約1年10か月、来院6回、費用990,000円(税込・治療当時))。
治療内容・費用・期間・リスクについて
- 治療内容
- ワイヤー(表側の装置)またはマウスピース型矯正装置(インビザライン。薬機法上の承認を受けていない医療機器です。詳しくはページ内の表示をご覧ください)で、重なった歯を並べる矯正治療です。診断により抜歯、IPR、歯列の拡大、アンカースクリュー、マウスピースとワイヤーの併用を行う場合があります。
- 費用(税込)
- マウスピースは装置料275,000円〜1,210,000円、ワイヤーの上下全顎は装置料880,000円〜1,210,000円です。別に検査、通院ごとの費用、保定装置、必要に応じて抜歯(1本6,600円、複雑な場合16,500円)、ディスキング・アタッチメントセット、アンカースクリューの費用がかかります。総額の例は本文にあります。すべて税込・公的医療保険適用外の自由診療で、実際の総額は診断のあとにお見積りします。
- 治療期間・回数の目安
- 当院の成人矯正の目安は、ワイヤー(上下全体)でおおよそ1〜3年、通院は月1回程度です。マウスピース矯正は3か月に1回の定期チェックが目安です。日本矯正歯科学会は、大人は期間が長くなることが多いとしています。叢生での期間と通院回数は診断のあとにご説明します。動かしたあとに保定の期間があります。
- 主なリスク・副作用
- 装置による痛み・違和感、発音のしにくさ、清掃が不十分な場合のむし歯・歯周病、歯根吸収(どちらの装置でも起こりえます)、歯肉退縮が生じることがあります。IPRで削ったエナメル質は元に戻りません。歯列の拡大は計画どおりに広がらないことがあります。並べたあとにブラックトライアングルが見えることがあります。抜歯のあとに痛みや腫れが出ることがあります。マウスピースは装着時間が足りないと計画どおりに進まないことがあります。保定を怠ると後戻りすることがあります。計画どおりに進まない場合は、期間の延長や追加の費用が生じることがあります。アンカースクリューでは、周りの歯ぐきの炎症・グラつき・脱落、まれに破折や歯の根への接触が起こることがあります。
よくあるご質問
- Q. 親知らずがあるせいで、前歯がガタガタになったのでしょうか?
- A. 親知らずが前歯の重なりや後戻りの原因になるかは、研究でも結論が出ておらず、重なりを防ぐ目的だけで抜くことは勧められていません。抜くかどうかは、腫れや痛み、むし歯、矯正の計画への影響などで判断します。詳しくは親知らずの抜歯をご覧ください。
- Q. 若いころはきれいだったのに、下の前歯が重なってきました。矯正の対象になりますか?
- A. 矯正をしていない人でも、30代から60代にかけて下の前歯の重なりが増えたという長期の研究があります(対象は21名と少数)。以前の矯正の後戻りの場合もあり、どちらも相談の対象です。動かす範囲が小さければ部分的な治療で整えられることもありますが、検査のうえで判断します。
- Q. 他院で「抜歯が必要」と言われました。抜かない方法も聞けますか?
- A. 聞けます。検査のうえで、IPRや拡大で足りるかの見通しをお伝えします。抜歯をしたほうがよいと判断することもあります。他院で「抜歯」と言われた方へもご覧ください。
- Q. IPRで歯を削ると、しみるようになりませんか?
- A. 研究のまとめでは、IPRの後にしみる症状やむし歯、歯ぐきの問題が増えたという報告はありませんでした。ただし研究の質は低く、症状が出ないとは言い切れません。しみる感じが続く場合はお伝えください。
- Q. 歯周病があると言われています。それでも矯正できますか?
- A. 先に歯周病の治療を行い、歯ぐきを整えてから歯を動かします。歯ぐきや骨の状態によっては、動かせる量が限られることがあります。
- Q. 歯並びの写真を送れば、抜歯が必要か分かりますか?
- A. 写真だけでは判断できず、パノラマ・CTなどの検査(必要に応じてセファロ)で確かめてから決めます。LINEで写真を送っていただき、気になる点をお聞きすることはできます。
→ 大人の矯正(成人矯正)の方法・費用・期間は志木駅前院の成人矯正にまとめています。
参考文献・出典
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「叢生」(公開年記載なし、2026年10月9日確認)。叢生と八重歯の定義。
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会「矯正歯科治療について」(2020年公開・2024年更新、2026年10月9日確認)。清掃のしにくさ、抜歯、治療期間、保定装置。
- 公益社団法人 日本臨床矯正歯科医会「不正咬合の種類と治療法」(公開年記載なし、2026年10月9日確認)。すき間をつくるための抜歯。
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会 マウスピース型矯正装置による治療に関する見解(2019年、2026年10月9日確認)。マウスピース型装置の適応。
- Rossini G, et al. Angle Orthod. 2015;85(5):881-889. 書誌情報(2026年10月9日確認)。マウスピースでの重なりの改善と、丸い形の歯のねじれ。
- Ma S, Wang Y. BMC Oral Health. 2023;23:587. 論文ページ(2026年10月9日確認)。マウスピースによる歯列の拡大と計画との差。
- Koretsi V, et al. Orthod Craniofac Res. 2014;17(1):1-13. 書誌情報(2026年10月9日確認)。IPR後のむし歯と表面の粗さ。
- Gazzani F, et al. Applied Sciences. 2025;15(19):10645. 論文ページ(2026年10月9日確認)。IPRの使われ方、しみる症状、1か所あたりの削る量の目安(同レビュー内で引用された値)。
- Joss-Vassalli I, et al. Orthod Craniofac Res. 2010;13(3):127-141. 書誌情報(2026年10月9日確認)。前歯を前へ傾けた場合の歯肉退縮。
- Rashid ZJ, et al. Healthcare (Basel). 2022;10(8):1373. 論文ページ(2026年10月9日確認)。ブラックトライアングルの頻度。
- Singh S, et al. J Dent Res Dent Clin Dent Prospects. 2024;18(2):85-94. 論文ページ(2026年10月9日確認)。装置別の歯根吸収。
- Martin C, et al. Cochrane Database Syst Rev. 2023;(5):CD002283. 書誌情報(2026年10月9日確認)。保定装置の種類と歯並びの安定。
- Persson M, et al. Clin Oral Investig. 2022;26:4525-4535. 論文ページ(2026年10月9日確認)。矯正をしていない人での加齢による下の前歯の重なり。
- Zawawi KH, Melis M. Sci World J. 2014;2014:615429. 書誌情報(2026年10月9日確認)。親知らずと前歯の重なり。
- 公益社団法人 日本矯正歯科学会「歯科矯正用アンカースクリューガイドライン 第二版」(2026年10月9日確認)。アンカースクリューのリスク。
- Align Technology, Inc. "Cases for Invisalign"(2024年、2026年10月9日確認)。1日20〜22時間の装着推奨。
料金は当院の料金マスター(税込)にもとづきます。担当医の分担、マウスピースとワイヤーの併用を提案することがある点、歯周病を先に治療する点は当院の診療体制にもとづく説明です。症例の情報は当院の症例ページの掲載内容にもとづきます。
歯の重なりの矯正を考えるときの関連ページ
この記事の監修

由井 靖子歯科医師
日本矯正歯科学会の認定医として、ワイヤー矯正を担当しています。
担当分野: ワイヤー矯正
- 日本大学歯学部 卒業
- 日本矯正歯科学会 認定医
- 東京矯正歯科学会 所属
- 東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)矯正歯科 所属
公開日: 2026-10-09 / 最終更新日: 2026-10-10/ 監修: 由井 靖子(歯科医師)
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未承認医療機器について(インビザライン(マウスピース型矯正装置))
- 未承認医療機器であること
- インビザラインは、医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていない医療機器(完成物薬機法対象外の矯正装置)です。歯科医師の責任のもと使用しています。
- 入手経路
- 米国アライン・テクノロジー社のグループ会社である、アライン・テクノロジー・ジャパン株式会社から入手しています。装置は患者さんごとに海外で製作されます。
- 国内の承認医療機器の有無
- 国内には、薬機法の承認を受けた他社のマウスピース型矯正装置があります。
- 諸外国における安全性等の情報
- 米国では、食品医薬品局(FDA)から医療機器としての認可(510(k))を受けており、世界の多くの国で使われています。歯の移動に伴う痛み・違和感、装置が合わないなどのリスクがあり、詳しくは各治療ページの「リスク・注意点」でご説明しています。
- 医薬品副作用被害救済制度
- 薬機法上の承認を受けていない医療機器のため、万一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない可能性があります。

